気候テック・クリーンエネルギー用語集

気候テック・クリーンエネルギー業界の専門用語をカテゴリー別に解説します。

炭素取引・クレジット制度

ボランタリーカーボンマーケット

企業が自主的な気候目標達成のために参加する炭素クレジット取引市場。2023年に14億ドル規模まで拡大し、ネットゼロ目標やSBTi承認取得、投資家・消費者からのESG要求対応が主な動機となっている。

コンプライアンス市場

政府が設定したキャップ・アンド・トレード制度の下で運営される炭素市場。2024年現在1,131億ドル規模を形成し、EU-ETS、カリフォルニア州制度、東京都制度など法的拘束力のある制度が市場を牽引している。

カーボンクレジット

1トンのCO2削減または除去に相当する取引可能な証書。森林保護、再生可能エネルギー、メタン回収、直接空気回収など多様なプロジェクトから生成される。

追加性

カーボンクレジットプロジェクトがカーボンクレジット収入なしには実現されなかったことの証明。クレジット品質評価の最重要基準とされている。

炭素国境調整メカニズム

EUが輸入品に対して炭素コストを課す制度で、2026年から本格運用開始予定。鉄鋼、セメント、アルミニウム、肥料、電力などが対象。

水素・燃料技術

グリーン水素

再生可能エネルギーを使用した水の電気分解により製造される水素で、製造過程でCO2を排出しない。2030年には製造コスト2-3ドル/kgまで低下予測。

電解装置

水を電気分解して水素を製造する装置。アルカリ電解(AWE)、PEM電解(PEMEC)、固体酸化物電解(SOEC)の3つの主要技術がある。